瞬間催眠を売りにしている催眠術師のほとんどは瞬間催眠が出来ていない。
では何故、嘘の売りで被験者を納得させる事が出来るのか?
その仕組みは、
1、
①、多くの催眠術師は、まず催眠暗示テスト(掛かり易さをみるテスト)を行う。
②、そして軽い催眠術を掛けてみて被験者の状態をみる。
③、その後、催眠術師は『これから瞬間催眠を行います』と言う。
④、催眠術師は被験者に対して『眠る』とか『催眠に入る』とかを言って被験者が催眠状態に入ると『ね、早いでしょ』と言う。
被験者は③と④なのに、『早いですね』と思う。
でも、こんなの瞬間催眠じゃ無いですよね。
①と②は、どうした?
ただの、後催眠暗示(催眠を掛けた後の現象のひとつ)じゃないか。
催眠ゼロの状態から催眠状態に瞬間で持って行けるから瞬間催眠でしょ。
2、
1度以上、催眠を掛けた事の有る被験者に、イキナリ催眠を掛けて『瞬間催眠』と言い張る催眠術師。
1回でも掛けていれば、大抵、瞬間で掛かります。
そんなのは本当の瞬間催眠じゃ有りません。
何度も言うけど、1度も催眠術を体験した事の無い被験者で、催眠体験ゼロの状態から催眠状態に瞬間で持って行けるから瞬間催眠でしょ。
こんな嘘の瞬間催眠で多額なお金を請求するのは、完全に詐欺ですね。
検証方法
準備する物、仲間(術師に掛けて貰う被験者は1検証に1人だけ)、携帯電話×2台、ストップウォッチ(秒針の有る時計でもデジタルウォッチでも可)
瞬間催眠または瞬間催眠術を売りにしている所に仲間と向かい、途中(術を見せてくれる所の近く)で、仲間の1人で一切催眠術を体験した事の無い人に携帯電話を持たせ近くの喫茶店等で待っていて貰い、他の仲間は催眠術師に会い、こう言います『瞬間催眠を見せて頂きたいのですが御願いします』と言うと、術師は『いいでしょう』と言うでしょう。
この時、術師は目の前に居る人を被験者にしようか、自分の関係者に掛けようかを考えていると思います。
そうしたら、すかさず『表に友人を待たしています、今、電話を掛けて呼びますので、顔を合わせた瞬間に瞬間催眠を御願いします。後、時間を計らせて下さい。』と言う。
術師が『いいでしょう』と言ったら、さっそく電話を掛けて呼ぶ。
ストップウォッチを始めるタイミングは、呼んだ友人と術師が顔を合わせた時スタート。
1分以上かかったら瞬間催眠じゃ無いでしょうね。
術師によっては、嫌な空気に成ったり、術師から『私を試すのか?』と、怒られても大丈夫。
なぜなら、そんな事で文句を言う術師の腕は大した事が無いので、例え嫌われても差し障り無いでしょう。
後、瞬間催眠や瞬間催眠術を思わす造語や英語?は論外で、もっと酷い、何故なら瞬間催眠が出来なかった時に『私は瞬間催眠なんて言ってません』と言い訳し易いように造語や英語?にしたんでしょうね。
例えば、肩書きに『スピード』や『光』などと言う言葉を使う。
スピードって何?
一見、早そうに感じるが、早いも、遅いも言ってない。
早いので有れば『ハイスピード』と肩書きにするべきで有ろう。
なのに、あえてハイスピードを使わないのは、早い術が出来なかった時に『私は早いなんて言ってません』と、言い訳が出来る為で有る。
当然、光も同じで有る。
腕に自信の無い低レベルな術師が使う肩書きで有る。
川上 剛史